すっかり遅くなってしまいました。時間がとれなくて簡単ですがNIKON D1のRAWデータを使用してテストしてみましたので結果を御報告致します。画面上の数値はすべてLabです。グレイスケールはL値のみを載せてあります。
 グレイスケールの仕様が変わり、殆ど白、中間、黒の部分しか同じ値は存在しません。Lの値が 96 51.6 20 といったところが以前と同じです。グレイスケールは以前より細かくなり、またハイライト、シャドウのポイントも少々変わり、より明るい、または黒いポイントが増えました。ColoreCheckerDCを使用したほうが立ち上がりを追い込めて結構いけてるきがします。トーンカーブの基本形は殆ど同じですが、ハイエストライト、モストシャドウの取り扱いがはっきりと分かるようになりました。(S-7.8を参照)これでトーンカーブが以前より追い込めた気がします。
 確かにCDに書き込まれていたデータは実測値ではないようで、あまり参考になりません。グレイスケールのみのLab値の“L”のみを当てにして追い込みました。結果は昔のカーブと中間はそっくりだったので、そんなに間違ってはいないようです。(以前のカーブと今回のカーブを参考までにご覧下さい。)

彩度の高い部分もすっかり変わり、新たに計算し直すか則色機で測定しなくては有効なターゲットを設定することは難しそうです。私にはそこまでは無理なので、基本値を出すために以前のマクベスと一緒に撮影し、そのカーブを微調整して合わせ込んでみることにしました。

ColoreCheckerDC に以前のマクベスのカラーパッチを丸くくりぬいて置いてみましたので、参考にて下さい。色相彩度を一回で十分なところまで追い込めたようです。基本的に“S”の列の彩度の高い色相を追い込みその際に中間調を参照するという方法をとりました。

 確かにもう6色ほど色相の間を埋める彩度の高い色が入ってくると良いな、とは思います。以前のマクベスに比べてそんなに色域が分散化されているわけではありません。しかしこの中間調の多さ(特にグリーンから青、茶色)は私にとっては貴重なサンプルになります。人肌や24色の布地の色相を再現するのに役立ってくれそうです。
 色測計でしっかりと測ったデータが公開されればさらに心強いチャートになってくれるのではないでしょうか。誰か測定して!!

新しいカーブ
以前に使用していたカーブ
 以上簡単ではありますが第一印象です。値段はともかくこのサンプルパッチの量の多さは感激でした。確かに高いけど自分のもっているCCDの特性をかなり知ることができそうです。金銭的に余裕があれば、(あるいは私のように大量の色相を再現しなくてはならない仕事をされてる方には)朗報だと思います。(もちろん私は買ってしまいました。…まだお金を払ってないけど)                         2000/8/20 鹿野宏