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| 徹底ではないけどとにかく検証してみました。 基本スペック、操作方法などはすでにデジタルカメラマガジンなどで大々的に取り上げられているので、割愛して感覚的な使用感、取得された画像の質感、色相表現の癖、と言ったところを中心に見てみたいと思います。 |
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| Canon D30の元箱 | ||||||
とにかく設定がしやすい事が第一です。説明書を持ち歩く必要がない程ほとんどの機能をモニター上で日本語で確認でき、重要な機能にはショートカットが用意されています。この意味において今まで触ったデジカメでコンシューマー機を含めてもっとも扱いやすいカメラです。これはじつに重要なことでした。実際に撮影現場で突然設定を変更したいときに今まで迷うシーン(思い出すまで時間がかかる)が多々あったのですがこの手のトラブルにはいっさい合わずにすみます。
さらにデジタルカメラの肝である現像パラメータ(諧調、彩度、シャープネスの3点)をデフォルトの標準以外に3点登録できると言うことです。これによりいちいち設定を変更しなくてもすぐに使いたい登録済みの現像パラメーターを呼び出して使用することが出来ます。パラメーターについてはそんなに細かい設定は出来ないのですが、使ってみたかぎりにおいてはそこそこ有効です。いろいろ試してみましたが、全て標準かコントラストを弱めで撮影すると、後々使いやすいデータを得られます。すぐにプリンタでプリントアウトであれば、コントラスト以外は強めの設定をしてもよさそうです。またセットボタンにショートカットのように圧縮形式、現像パラメーター、ISO感度の三つを登録し撮影中に瞬時に変更が出来ます。わたしはISOにセットして使用してみたのですがじつに便利でした。あとに述べますがISO100から1600まで、すべての感度が使用に耐えうる画質を持っているため、今回の作例のように室内、外光、薄暗い室内と次々に変化する環境の中でこれはとても有効なオプションです。じっさいはRAWデータをとりだせるのであれば、感度変化など、機構的になくても良いようなものなのですが、それが出来るのは早川先生方などごくごく一部の方達でしょうから、これはありがたいことです。ダイアルとボタンの関係はじつに有効に機能しあい、操作はスムーズです。カメラ自体の機械的な設計は従来のイオス55とおんなじ位でしょう。新たにオン、オフスイッチが追加されている以外は過去のイオスを踏襲しています。このON/OFFスイッチは以外と便利です。今までスイッチを入れて希望するモードまでダイアルを回さなくてはならなかったのですが、いつも使用するモードに固定しておけます。メインスイッチがもう少し操作しやすければもっと良いのですが。
スイッチを入れたときにシステムが立ち上がるのに2〜3秒かかるのはかなり使いにくい感じを与えます。しかしいったん起動してしまえば、いかなるモードを使用していいる最中でもシャッターボタンを押した瞬間に撮影モードに強制的に切り替わる点は大いに評価出来ます。じつに痛快で、今まであ、っと思った瞬間に撮影モードに切り替えるのに手間取ってくやしい思いをしてきたのが救われます。(もっともたいがいは、お、いい女だ!ってくらいのことでしたが)。じつはβ機のテストではシャッターの感覚がどうもD1と違いシャッターが切れているタイミングが体に伝わってこなかったのですが、発売モデルではきちんとした仕上がりになっていたのでほっとしました。〈かなり気になっていたのです。この一点で予約をやめようかとさえ思ったほどでした。テスト機段階での評価というものは難しいものですね。)起動時のもたつき以外はじつにストレスがないカメラに仕上がっているという感じます。
じつはプレヴューのスタートもちょっともたつきますが、それ以降は実に気持ち良く動きます。次々にプレビュー画像を切り替えてもインターレスで表示される画像はストレスを感じさせません。さらにインデックス画像が表示でき、各画像を4倍まで拡大表示してピントや表情のチェックまで出来ます。ただこの操作方法がちょっとやりにくいかも。ボタンを独立させるかなにかの対策があったほうがよいと思います。撮影情報も瞬時に表示できスライドショウも可能でです。この画面で画像にプロテクトをかけることも出来ます。ただこのヒストグラムを表示させるときにモニター画面が1/4の大きさになってしまう(NIKON D1もそうなのだが〉のが戴けない。画面にオーバーラップ表示するか、別にモノクロの液晶を付けて欲しいくらいです。それだけ重要な機能だと思っています。ファインダーに空中像として表示してくれてシャッターを切る前にヒストグラムを確認できたらもっと買い! なのに。
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| こんなヒストグラムの見え方が良いな。デジタルになれてしまうとヒストグラムさえ見えれば、露出計なんていらないきがする。これがファインダーでシャッターを切る前に空中像で確認できたら、銀塩カメラにも搭載したい機能だと思いませんか? |
バッテリー1っこでIBMのマイクロドライブ340M二枚を完全に撮影することが出来ました。その間、面白がってモニターをスクロールしたりみんなにお見せしたりしていたのでその辺を考えるとこれはかなりの実力です。1Gのカードであれば消費電力の少なさも手伝ってちょうど一枚フルに撮影できそうです。またこのバッテリーの単価が今までに比べて極端に安いのも魅力の一つです。これはキャノンのデジタルビデオに使用しているものと同じなので、予備バッテリをサードパーティ製品を買えば約¥3〜4000でしょう。付属品以外にあと2本買っても一万円位ですみます。リチウムイオン電池を使えることと合わせてこれはまさににCMOSによる省電力化のたまものです。全体にローコスト(お買い得な)印象があります。とにかく軽くて小さい。手の小さな私には朗報です。ちょっと分厚い嫌いはありますが愛嬌の範囲です。プラスチックの感じは致し方ないのでしょう。けしてハイエンド機ではないのですから。普段づかいには十分すぎる出来です。
jpgのサイズは約1.3Mです。これがフォトショップのjpg10位に相当する画質で保存してくれますので(jpgノイズをほとんど感じさせません)TIFFモードを搭載していずとも、不満は感じません。RAWモードについては(約3.5M)撮影はしましたが、展開に結構時間がかかります。Nikon Captureと同じかそれ以上。RAWモードだからと言って大したことは出来ないのですが、〈パラメーターはコントラスト、シャープネス、色の濃さそれぞれ弱、普通、強くの3種類合計9種類を当てられ、プレヴューで確認できる〉16ビットで描きだせることと、ホワイトバランスをあとから決定できる〈画面上の白をポイントするか、焼き込まれているパラメーターを当てる、あとオートセットが選べます)のはメリットです。ロケで迷ったときなどは白いものをなにか写し込んでおくことで対応できる事は心強いものがあります。RAWデータからの展開にはコダックDCSシリーズのような細かい対応は出来ません。一括して同じパラメーターを与えるバッチ処理のみです。USBでの転送速度はまあまあ、と言ったところです。USBとしては十分に速い速度でしょう。キャプチャーソフトは、シャッターが切れることぐらいです。ただモデル撮影などに画面を常に立て位置に表示する機能があり、これは良いのですが、転送に時間がかかり〈物撮りなら問題はないですが〉十分に使えるとはいえません。言い方が悪いですが、キャプチャーソフトはおまけ、RAWモードは特別付録という感じでしょうか?もっとも、奥の手として用意されているということはいざというときに心強いです。
付属ソフト/ImageBrowser/PhotoStitch/RemoteCapture
この付属のブラウザですが、面白い作りです。ニコンビューに出来なかったブラウズ画面の拡大縮小が出来る、また立て横を切り替え、変更した画像をそのまま保存できることなどはうれしい機能で、大きなアドバンテージです。基本の画面はNikon Viewより少々大きい。先程ご覧に入れたスライドショウ、タイムトンネル、色調整などなど遊べる機能など盛りだくさんです。タイムトンネルはアフターダークなどのスクリーンセーバー代わりに使えます? (撮影したデーを客様のこれでご覧に入れて遊んでいて頂けるという利点もあります)バグなのか 仕様なのか分かりませんがインストールされているマシン本体内にあるデータには問題なくアクセスできるのですが、ネットワーク経由でのブラウズにはやや問題があります。(サムネールをキャッチできないみたい。実販までにこのバグが直るとよいと思っていたのですがこれは仕様なのかもしれません。)このソフトもウィンドウズ仕様の方が充実しているようで、ちょっと悔しい気がします。セレクトする場合などはウィンドウズ機の方が遥にやりやすい機能を持っています。このセレクトに関してですが、マック版の場合でもNikon Viewより単体でやりやすいように思えます。Nikon Viewより立ち上がりが少々もたつきますが、〈サムネイルをキャッシュに読み込んでいるみたいです〉立ち上がってしまえば、後はストレスの無い動きをしてくれます。このソフトが付いてくるということも、かなりお得感を盛り上げています。
PhotoshopLEもついてます。今回も¥50.000位でフルバージョンにアップデートできるのでしょうか? さらにパノラマ用のステッチソフトPhotoStitch、取り込み遠隔操作用のRemoteCaptureなどが付いてきます。簡単な操作でしたら、これで十分です。
| ISO1600の画像です。このノイズの処理は素晴らしい。 | ここまでアンダーな画像のトーンカーブを持ち上げてみた | モデル撮影/肌の質感表現は十分、ISOは100 | |||||||||
まえにふれた、ISO感度ですがもちろん100がもっとも高画質です。200は商品撮影もチラシ程度でしたら十分に実用域です。400も800もつかえます。さらにISO1600でもノイズは増えるもののそのノイズが今までのノイズと違い、銀塩の粒子感をうまくシュミレートしているので、いやなノイズではありません。と言うよりはボリューム感を感じさせてくれて、私は好きです。その意味でこの1600という感度も“使える”感度です。カラー板のレコーディングフィルムといっても良いでしょう。(ネガカラーの1600よりもっと高品位です)
もう一つ、長時間露光時のノイズリダクションはかなり強力です。8秒、30秒で撮影してみましたが、やり過ぎるくらい完ぺきです。こんなカメラを持つとデジタル月光浴を撮影、出版してみたくなります。あ、これに関してはS1proも大変な実力を持っていますが、画像の生成の仕方が違うアプローチをしています。
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